何故怒らない?!

 26日の大相撲夏場所千秋楽の異様な光景に圧倒された。
 仕切りの鉄棒を外した升席最前列、そこに設置されたソファ席に4人の人間がふんぞり返り、SPらが取り巻いた。

 それを観客らはブーイングで迎えるでなく拍手喝采さえ送り、何ら違和感を感じることはないのかという違和感。
 更に言うなら、森友問題では逃げまくって真艫に調査に協力することを拒み続け、こんなときに恥ずかしげもなくノウノウと現れる人物への違和感。
 言わずもがな、二人の男は虚言妄言の乱造マシーンだが。

 想像力を欠いた群衆に問いたい。
 これが例えば、茶室だったらどうなのか。そこに同じような安楽椅子を置き、出された抹茶を啜ったとしたら。
 当然、そのようなことを許す茶道家は失格だ。

 ところが、相撲協会はそれを許した。
 ある意味、日本文化に対する軽視であり冒涜だ。そうしたことを許す方もどうかしている。