2005-10-01から1ヶ月間の記事一覧

詩>夜が深く より深く

夜が深く より深く どこまでも深くなっていく ------- 底なしにか あたりを窺えば正に死者たちのための時刻だ 葬られる記憶と秒針とを呆然と見遣りつつ 銜えた一本のタバコ 小さな悔恨の火が炎え上がり 一瞬間闇を退ける けれども たちまち埋めつくされる沈…