2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧

詩>きみと別れを告げて

きみと別れを告げて一年が過ぎ ひとり車を走らせる 日曜日の郊外 行く当てはない ふとした気まぐれから 次々にすれ違う車の助手席にきみの姿を捜した もちろんきみとそんな風に出会うことなど そうそうありはしない けれども それを始めるとなかなか止めるこ…

詩>せめてもの思いに

夏の名残も失せて 寂しい風が一日吹いていた 義理の父が息をひきとった そんなときにもボクは マンションの隣室と諍いを起こしていた もはや快復の見込みはなく 昨日のうちからデジカメで撮った義父の写真を ペイントショップで加工した なかなかの出来に満…