こんな会社の商品は一切買うな! 化粧品のノエビア・編

本日、朝日新聞 朝刊 4面から。

『「進捗、悪すぎます」
「やる気ありますか」 
化粧品販売の大手、ノエビアの中年の男性社員は、毎日のように上司から届く「ダメ出し」のメールに唇をかみしめた。
「毎月の売り上げ70万円、顧客獲得40人」が会社から示されたノルマだ。
「販売先が100件以上ある代理店が1店舗分にあたる。これを1人でやれというのはむちゃ」とノエビア関係者は話す。
---無理を承知で難癖をつけ、会社から追い出そうとする魂胆だ。

『自分の机とロッカーはなく、化粧品を売るためのサンプルもパンフレットもほとんどくれない。』
---正に悪辣な嫌がらせだ。

『月に1回ある上司との「面談」はさらに露骨なものだった。』
---そのやりとりが紹介されいる。一部を拾ってみる。

---無理難題で追い込んだ上で、
『上司:「あなたの能力は低い。やり続けられるのか」

 上司:「この実績で何をがんばるのか?

 上司:「(やり続けると)よく言えるな、というのが本音だ」』
---当然ながら、これはこの上司の独断による対応ではない。会社の上層部が奨励していることだ。首切りができなければ、この上司なる人物が同様の目に会う。
結局、この社員は退社を申し出たという。

ノエビア広報・宣伝部は「社員に退社を強要するものではなく、やり方にも問題はない」』
厚顔無恥な回答を寄せている。

社員が配属されていたのは「マーケット開発担当」というらしく、給与水準の高い40代、50代の社員約60名が所属、その大半が退社したらしい。
大半ということは、このような虐待を受けてもめげない猛者、あるいは馬耳東風がいるということか。

しかし、これまで10年、20年と共に会社を盛り立ててきた社員をこんな野蛮なカタチで切捨てられるものか。
全くこの会社のモラルは狂っているとしか言いようがない。