2005-05-09から1日間の記事一覧

詩>大都市 T

この手懸かりのない胸苦しさを どう拭うことができよう 一人でたった一人きりを慰めて それでまた一掬いの言葉を喪っていくのか 涯しなく重なり合う俺の 夜の姿 部屋の暗がりからそっと肩を抱きにくる その腕を 何と切なく 何という長い間 待ち焦がれている…