2005-06-02から1日間の記事一覧

詩>シエスタの記憶 Ⅰ

なにもない なにもない午下がり 訪問者もなければ誰かとの約束もない やり切れないくらい晴れ上がった休日の空を 音もなく 引っ掻いていくひとすじの飛行機雲 なにをする気にもなれず 徒に哀しみの記憶を弄んでいると なんとなく ただなんとなく 存在してい…