2005-07-04から1日間の記事一覧

詩>十一月の空

一体なにを喪なうことをおそれているのだろう 晩秋の空は地上のなにもかもを 引き込んでしまいそうではあるのだが 叫ぼうとしても声にはならないとでもいうのか ヒトは心を鎖し 頭をたれて 時々支えきれなくなりそうな存在の重みを 厳かに体感する 仰ぎ見る…