日々抄 血液の塩分の濃さは 海のそれと同じらしい 鳩尾の辺りに耳を澄ませば 潮騒が聞こえてくるだろうか 肌に一筋の鋭利を走らせ 滲み出る血の珠を舌先で掬って 夏を思うとき 僕という海原に こころは何を帆にして漂うだろう
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。