2010-09-03から1日間の記事一覧

詩>角地

角地 子供だった時分から 角地にあるタバコ屋の店先に おばあさんは座っていた 大都会での生活に見切りをつけ 久しぶりに戻ってきたときにも 十年一日のごとくそこで店番をしていた ことさら愛想がいいわけでも かといって無愛想というわけでもない まるで置…