キャノン製品を買うのをやめた!

続・安倍政権 やりたい放題 

労働ビッグバン」なる論議がスタートしたとの報道があった。

経済財政諮問会議なる組織が提案しているものだ。
構成メンバーは下記の通り。
http://www.keizai-shimon.go.jp/about/member/index.html

大仰なタイトルだが、一部を除くメンバー大方の目論見は
如何に労働力を安く、また企業に都合よく使うか、だ。

議論のなかで必ず登場するのが、
派遣労働者は、企業が国際競争に打ち勝っていくために不可欠な存在(戦力)だ』
という論法だ。
女工哀史ではないが、個々人の生活など大手企業利益=国益として毫も省みられない。

メンバーの一人、
日本経団連会長でもあるキャノン会長御手洗富士夫は述べる。

「3年経ったら正社員にしろと硬直的にすると、日本のコストは硬直的になってしまう」
職場に3年もいても、同じ製品作りに協力し合う仲間と認めないのか。

「派遣期間なんかない方がいい。労働市場は景気に左右される」
10年働いていようが、20年働いていようが、結局は部外者扱い。
そうまでして、福利厚生費や退職金をケチるやり方。
この会社では、愛社精神を何としているのだろう。

現在キャノングループには約7,500人の派遣労働者、約15,000人の請負労働者がいる。
そうして、この夏、実質派遣業務にもかかわらず請負業務と偽る『偽装請負』で、
全国のキャノン工場が厚労省から不正を指摘、是正を求められた。

その最高責任者たる会長が経済財政諮問会議のメンバーなのだから、
実に情けない。

この一件にも触れ、
「規則の方を変えるべき」と反省の色もない。