この本を読め!

何かしら、とんでもないことが起こっている。声をひそめるように、しかも着々と。

子供の頃、昆虫採集が好きで野山を駆けまわっていた。 蝶類に夢中になっている他の子どもたちとは違い、採集していたのはカブトムシやカミキリムシなどの、いわゆる甲虫類だ。 4月から5月、咲き乱れるツツジの花々にはハナムグリがうるさいほどに群がってい…

爆発的な人口増加が辿るであろう運命

「ヒトという生きもの」 <草思社> 柳澤嘉一郎・著 『この本を読め!』などと偉そうなことを言いながら、 最近はめっきり読書量が減ってしまいました。 さて、以下、本文から気になった章について紹介します。 1973年、J・カルフールという学者は2.…