2005-05-26 詩>記録Ⅰ 綴るべき言葉はいくらでもあるのかもしれない ただ その機会を徒に逃しているだけなのか 199×年12月24日 午前2時半 ぼくはこうしてキーを打つ 言葉の端端から失われていく時間を必死に書き留める それは多分虚しい作業だ だが ほかには何も手立てがない おそらく 何もひとには伝わらないだろう おそらく 誰も耳立てはしないだろう それでも ここにこうして生き続けるかぎり 巡る思いはやむことがない 優しき人々に優しき眠りが保証されんことを ひっそりとぼくはその寝息を聴こう