まぁ、どうでもいいことだけど…

ネットサーフィンをしていて石原都知事のhpに行き当たった。

そこに人生論なるコーナーがあり、下記の一文が抜粋されていた。
この本が1971年発行とあるので三十代後半に書かれたものらしい。
hpにわざわざ載せているのだから、お気に入りの文章なのだろう。

『一匹狼、という言葉がある。この狼の性別は何か。
 一匹狼が、雄であることは間違いない。
 雌は絶対に一匹狼にはなれない。特に人間の女は。
 男と女の違いの一つは、男は孤独に耐えられるが、女にはそれが出来ないということではないか。
 勿論、一人の女はいる。一人で旅をし、一人で生きている女はいる。しかし、一人の女は絶えず誰かを待っている。求めている。それが現実の男でなくても、彼女は必ずそれに代る、彼女にとってはきっと現実性のある幻影を、夢を持っている。
 一匹狼、つまり、一人きりの男はそうではない。彼には、自分以外に誰もいない、幻影すらもない、すべてをしめ出した一人きりの世界が必要なのだ。自分が実際に支配しきれる、自分一人が総てを占めることの出来る独りきりの世界こそが、彼の求めるものなのだ。』『男の世界』(集英社

ポイントは、「男は孤独に耐えられるが、女は孤独に耐えられない」ということのようだ。
全く独断と偏見、著しい。

くれぐれも間違いのないように、
これは二十歳前後の男が書いている文章じゃないので。

しかし、××軍団やらさまざま取り巻きやらを配することを怠らない彼が
「孤独な一匹狼」だなんてとても思えないが。
そうそう、車に貼るステッカーに「一匹狼の会」なんていうものがあった。

『孤独な者は決して孤独を語らない』