あな、あな、恐ろしっ!

陸上自衛隊情報保全隊なる組織が、
市民活動や報道機関の行動、動向を監視していた問題に関連し、
防衛相・久間はこう答えている。
「情報収集をして分析することは決して悪いことではない」
年金問題や消費税問題への抗議活動に関する情報収集については、
「公開の場に出かけて、事実として把握するだけの話。」

リークされた文書には『反自衛隊活動』という表題まであった。
事実として把握だけの話とするなら、
これからは女性のスカートの丈や行列のできる飲食店までも調べていくつもりなのか。
とするなら、言うまでもなくそれは活動費の全くの空費である。
一方、空費でないとするなら、首謀者がそこに防衛問題に絡めた
何らかの情報価値を認めていることは明々白々なことだ。
純化するなら、
「いつか権力を掌握したなら、
これらリストに挙げた連中に痛い目を遭わせてやるぞ!」
という魂胆だ。

調査対象は、一般市民や野党議員が限られていたことも重要だ。
いまや、与党政権は腐り切っている。

この戦慄感を、来月投票所に赴くまで忘れてはならない。