こんなことでいいのか?!

5日夜、日本テレビに出演した安倍首相は、年金の国庫負担分の財源をどうするかについて触れ、
「消費税を上げないなどということは一言も言っていない」と発言した。

近年だけでも、
○厚生年金保険料の引き上げ
○国民保険料の引き上げ
○老齢者控除、配偶者特別控除の廃止
○年金受給者への課税強化
○医療費一部負担金の負担増
生活保護受給の一人親家庭への母子加算廃止
○障害者の事故負担増
介護保険料の値上げ
○住民税増税並びに定率減税廃止 と
低所得者層の生活は一層困窮へと追いやられている。

それなのに、参院選挙後すぐにでも消費税率を上げ、
乾いた雑巾を絞るがごとく
なおも低所得者層から金を巻き上げようという企み。

大手企業は増収増益を謳歌し、
国家公務員は莫大な退職金を手にしたうえ、
さらに退職後の心配までしてもらえる、という重大な歪み。

このままで、
つまりは自民、公明の与党政権の勝手し放題を許したままで、
いい筈がないではないか。

以前、弁護士タレントがこんなことを言っていた。
-自分たちが多額の税金を納めている一方で、
 税金を全く納めていない人たちが大勢いる。
 税率が高いので、自分は欲しい物も買えない。

本業もさることながら、タレント業というのは濡れ手で粟のように旨味があるのだろう。
しかし、この男の言う「欲しい物も買えない」の中身は、
「クルーザーが欲しいが、買えない」
「プライベート用にマンションが欲しいが、買えない」の類だ。

一方、例えばネットカフェ難民と呼ばれている人たちが直面する、又はした、
家賃が払えない、新しく服も靴も買えない、パンさえ飲み物さえ買えない、とは大きく異なる。

そこに税の公平負担などという話を持ち出すのは、愚物の論理だ。

いずれにせよ、これほどまでに国民を愚弄しつづけるとは、
アベ某とその郎党は、低所得者層を怠け者で、無学無能な者たちと見ているのだろうか。