叱るは、ひっぱたく。

新聞の投稿欄に次のような記事が載っていた。
投稿者は27歳の主婦だ。

『(略)私も4歳、3歳、1歳と3人の子供がいる。
少しでも立派に育ってほしいから、一生懸命になりすぎて、
つい手をあげてしまうこともある。
先日も家族で外食に行った際、注意しても、機嫌を取っても落ち着かないので、
店の外に連れて行って手をあげてしまった。もちろん、そっと。
すると、そこに男女2人がやってきた。
「先ほどの行為は虐待ですよ」と言われた。
その瞬間だけ見れば、そう受け取られるのかもしれない。
でも、私は「理由も知りもしないで」と不快だった。
公共の場でこそ、しつけは大事だと思う。
親が子供を公共の場で叱りづらくなれば、
ますます子育てがしにくい環境になってしまう。』

自分の行為を正当化するため、随所で言葉のソフト化を図っている。
そこで、実際に行われたと思われる行為に対し、
「殴る」、いや「ひっぱたく」という言葉を当てはめてみる。

『私も4歳、3歳、1歳と3人の子供がいる。
少しでも立派に育ってほしいから、一生懸命になりすぎて、
ついヒッパタいてしまうこともある。
先日も家族で外食に行った際、注意しても、機嫌を取っても落ち着かないので、
店の外に連れて行ってヒッパタいてしまった。もちろん、そっと。
すると、そこに男女2人がやってきた。
「先ほどの行為は虐待ですよ」と言われた。
その瞬間だけ見れば、そう受け取られるのかもしれない。
でも、私は「理由も知りもしないで」と不快だった。
公共の場でこそ、しつけは大事だと思う。
親が子供を公共の場でヒッパタきにくくなれば、
ますます子育てがしにくい環境になってしまう。』