あしたがきょうになり きのうになり おとといになって

雨脚が急に烈しくなり
あらゆる叫びが圧しこめられる
ぼくもあなたもいかに多くのことを
やらぬまま済ませてきてしまったことだろう

あしたがきょうになり きのうになり おとといになって
そしてどんな日だったのかも忘れてしまう
そんな一日
ぼくらはただ今日という日だけをくり返している

気にかかる夢のつづき
だが そのつづきを見ることもないだろう
この雨音がすべてを掻き消すように 夢もまた

「いつか、…」
それはベッドのなかの戯言か
あすの夜もきっと雨