2005-03-16 詩>夢にみる空は 夢にみる空は トルソーの雲を浮かべている 砂丘に立ち それを見上げているのは 幼い頃の僕だ それから数えきれないくらいのヒトと出会い 数えるほどの別れに泣いた ベッドにうつぶせ 夜の長さを測っていると 新たな悲しみが湧いてくる 今夜も夢の入口で 訪ねてくるヒトを待っている 待ちくたびれ寝入ってしまうのが常なのだが 雲は裸体に形を変えた 抱き寄せた感じに 覚えがある